デヴィッド・リンチ、デヴィッド・クローネンバーグ、アベル・フェラーラ等に、見てとれる程に影響絶大な『狼の時刻』。ベルイマン監督作ではそこまで語られないが、ホラー映画史の文脈でも超重要作と思う。

『狼の時刻』(1968)

#最怖の悪夢シーン選手権

シュールレアリスム大好きで色々見てきたけど、ヒッチコックの白い恐怖の夢診断シーンか、ベルイマンの狼の時刻か、これ↓が同率一位ですね

１９６６年　外国映画　男優ベスト５

１位　ポール・スコフィールド「わが命つきるとも」
２位　マックス・フォン・シドー「狼の時刻」
３位　R・バートン「バージニア・ウルフなんかこわくない」
４位　A・アーキン「アメリカ上陸作戦」
５位　S・マックィーン「砲艦サンパブロ」
＃独断映画マニア

ベルイマン監督『狼の時刻』。
人生、日々こんな感じ。

自宅でターがタガが外れてアコーディオンを弾きながら暴れ狂う様は『MEMORIA メモリア』にも影響大な『カンバセーション 盗聴』を思わせるものがあった。またトッド・フィールド自身が愛して止まぬベルイマンの『狼の時刻』を思わせるホラー描写も🔍️一見取っつきずらい作品のようでありながら↓

#まだ広く発見されていない映画
『狼の時刻』
イングマール・ベルイマン監督作品の中で最も怖い映画。中身は『ペルソナ』とほぼ同内容ながらこちらには救いがない。

ハリー・クーメル『赤い唇』のようなホラーなんだかいまいちよく分からない謎の怪奇幻想映画が見たい。ベルイマン『狼の時刻』も良かった。どなたかおすすめ教えてください🙇‍♂️

ベルイマン🎬
ペルソナや狼の時刻おすすめです。

🇫🇷カトリーヌ・アルレー『狼の時刻』 #読了

散歩中の犬が噛み殺されたせいで恋人の家を追い出されたロラン。腹が立った彼は相手の飼い主を射殺してしまう。
登場人物5人全員がひたすら破滅に向かう。謎解き要素や他の作品で見られる心理描写はないが、人間の愚かさを書くアルレーならではの面白さ。

どれもこれもすこぶる面白かったが(※トリュフォー『恋のエチュード』やベルイマン『狼の時刻』…等々)、中でもとりわけ『メキシコ万歳』及び本作『ガンマン大連合』の2本のラテン映画が特に自分の琴線に触れた。また、昨年に観て私的旧作ベスト級に'面白かった'↓

⑪モンティ・パイソン・アンド・
　ホーリー・グレイル
⑫ギャンブラー
⑬ファイティング・ダディ
　怒りの除雪車
⑭狼の時刻
⑮吸血鬼(C・Th・ドライヤー)
⑯失われた週末
⑰女の都
⑱ストロンボリ 神の土地
⑲4匹の蝿
⑳成功の甘き香り

2023年旧作映画ベスト

アンダーグラウンド
狼の時刻
海辺のポーリーヌ

今年、ベルイマン先生とロメール先生に本当にお世話になりました。来年もよろしくお願いします。

狼の時刻
吸血鬼(C・Th・ドライヤー)
突然の炎のごとく
ホブスンの婿選び
決断の3時10分
孤独な場所で
サムシング・ワイルド
モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル
ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス河畔通り23番地
塔の上のラプンツェル

『狼の時刻』　C・アルレー

年上の女ビアンカと、'ヒモ男'ロラン。化粧品会社社長の妻ポリーヌと、不倫相手アラン。
二組の男女が交差した時、殺意が……。

無軌道な殺意にやや強引さを感じたが、深みにはまっていく愚か者を描いて読ませる。
作者の嘲笑が聞こえてくる、良作サスペンス小説。

カトリーヌ・アルレー「狼の時刻（とき）」
年上女性に取り入り生活する低俗雑誌の記者は、彼女の愛犬を会社社長の愛犬に噛み殺されたため追い出される。
登場人物5人が破滅へ一直線なサスペンス。推理要素皆無。心理描写もなく、愚かな言動がさっくり普通に描かれる。この共感できなさが良い。
#読書

#CHEBUNBUN映画ベスト
2023年1月号40本

1.*Corpus Callosum
2.ミュリエルの結婚
3.孔雀夫人
4.クイーン・オブ・ダイヤモンド
5.ホーリー・トイレット
6.太陽はひとりぼっち
7.アラビアンナイト 三千年の願い
8.ロビンソンの庭
9.狼の時刻
10.鏡の中にある如く

今月はマイケル・スノウが凄かった!

自宅にて、イングマール・ベルイマン監督『狼の時刻』を見た。『恥』と同様に本作でもシドーとウルマンは夫婦役。この二人がやはり凄い！もう、最初から、シドーが精神を壊していく。デヴィッド・リンチが本作から影響をうけているのが良くわかる。あ、イングリット・チューリンは勿論脱いでます。w

『狼の時刻』:「 #死ぬまでに観たい映画1001本 」掲載のベルイマン映画。『仮面/ペルソナ』を恐怖の方向へ舵切ったトンデモ映画。光と影を使った、異形の怖さが恐ろしい。振り返ると婆さんが立っていて、「怪しいもんじゃありません」という場面に吹いた。十分怪しいわ!

「狼の時刻」について。ベルイマンの映像は独楽に似ている。回転する独楽は観客にとって永遠の安定そのものだ。だがあらゆる抵抗と時間の経過によって、物理法則に自ら敗れた独楽は揺らぎ、急激に速度を失っていく。映画終盤にかけて失墜していく「現実」は唐突ではなく、フィルムが回り始めたときから